取扱い方法と手引き

枝払いを安全かつ効率的に行うための 7 つの重要なヒント

チェンソーを使用する作業では、通常は樹木の枝払いが最も時間と労力を要する作業となります。言い換えれば、優れたテクニックを習得すれば多くのことを得られるということです。

もし枝払いの初心者なら、チェンソーの安全性を確かめて、ゆっくりと順序立てて進め、徐々にテンポを上げていくべきです。そして、背中が疲れ始めたら、それは自分のテクニックの微調整が必要であることのサインです。このことを忘れないでください。ここで、安全で効率的な枝払いのための基本ルールを説明します。

1.適切な高さ

木が膝の高さと腰の高さの間にあるときが、枝払いに最適な作業高さです。他の倒木、丸太、石、または地形の起伏を利用して、適切な作業高さを実現できます。背中ではなく、膝を曲げるようにしてください。

2.安定させて確実に

足は幹に対して 45 度の位置にして、幹の左側で両足を開いてしっかり立ちます。ソーを身体に近づけて持ち、両足は向きを違えて安定させます。届く範囲を十分に確保し、枝払い中に足を動かすことによる危険を最小限に抑えます。

3.低く保つ

事故防止のため、チェンソーを幹から必要以上に持ち上げないでください。チェンソーはできるだけ動かさず、てことして使用し、チェンソー本体を幹または脚に置きます。短いガイドバー(13~15 インチ)を使用すると、枝払いが簡単で効果的になります。

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4.制御された動き

足を動かす際は、常にガイドバーを幹の反対側に保持します。移動するときは、チェンが静止している必要があります。短い距離を移動する場合でも、チェンソーは両方のハンドルで持ちます。リアハンドルだけで持つことはしないでください。長い距離を移動する場合は、チェンブレーキをかけ、チェンソーのフロントハンドルを持って運びます。

5.キックバックに注意してください

ガイドバー先端での刈り取りを避けてください。枝払い作業中は、必ず親指と他の指でハンドルを包むように握ってください。木の寸法や作業内容に合わせた長さのガイドバーを使用します。

6.難しい状況を避ける

枝にどれくらいの力がかかっているかを判断し、枝の重量でガイドバーが挟まれないように、圧力がかかっていない側から枝を切ります。わからない場合は、外側から幹に向かって枝を段階的に切ります。

7.枝を除去する前にブレーキをかける

右手で枝や薪を取り除いている間、チェンソーは幹に載せておきます。まず、スロットルとスロットルロックから手を離し、チェンブレーキをかけます。チェンソーに TrioBrake(トリオブレーキ)TM が装備されている場合は、枝を取り外す前にチェンブレーキをかけるのがさらに簡単になります。

下方向に切断すると、チェンソーを幹の方に引き込もうとする力がソーチェン内に働きます。これを引き切りと言います。下の方から切断すると、チェンソーを使用者の方に押し戻そうとする力がソーチェン内に働きます。これを押し切りと言います。

木の幹のさまざまな方向からの枝払い
  1. 右側の枝払いを行うときは、必ず幹の左側に立ちます。ガイドバーを右側にして、
    ソーを幹に当てます。上刃または下刃で切断します。
    幹で右脚を支えてバランスを取ります。
  2. 上部の枝払いを行うときは、ガイドバーを幹の上に載せます。上刃で切ります。右脚でチェン
    ソーを支えます。下の方から切断すると、チェンソーを使用者の方に押し戻そうとする力がソーチェン内に働きます。
    これを押し切りと言います。
  3. 左側の枝払いを行うときは、幹と一方の脚に対するソーのバランスを取ります。下刃または上刃で切削します。
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