読みものとヒント

導入事例

刈込みに追われる時間を、コース品質を高める時間へ
10台のCEORA™がコース管理の現場を大きく変えた

導入企業:株式会社札幌カントリー俱楽部
導入場所:真駒内カントリークラブ·空沼コース
導入機種:CEORA™546 EPO®×10台
作業面積:約21万平米
緑地面積:約35万平米

北海道·札幌市南区に36ホールを展開する真駒内カントリークラブでは、空沼コースに大面積向けロボット芝刈機「CEORA™」を10台導入。
単なる省人化ではなく、刈り込みに費やしていた時間をグリーンの細かな管理など、人が判断すべき業務へ振り向けることを目的としています。
“経営“と“現場”の両面から、CEORA™導入によって生まれた変化をお聞きしました。

【導入前にあったゴルフ場メンテナンスの課題】

Person standing with hands clasped on a sunny golf course with trees in the background.

―限られた作業時間と人手不足
刈ってもすぐに伸びるラフに四苦八苦

私たちがもっとも大切にしているのは、「良いコースを作ること」です。お客様がもっとも敏感に反応されるのも、やはりコースのクオリティだと考えています。
一方、北海道のゴルフ場は関東などとは異なり、スループレーがスタンダード。午前スルーと午後スルーの“2部制“になっているため予約組数も多く、管理作業に入れる時間は早朝やプレー後に集中します。
夏場は芝が旺盛に伸び、ラフ刈りに追われる。人手不足や時間外労働の増加が、経営上の大きな課題でした。
(株式会社札幌カントリー俱楽部 山崎繁樹社長)

ゴルフコースでハスクバーナのロボット芝刈機を使用している人物。

現場では、日々の刈り込み作業が業務の大きな割合を占めていました。
雨が続くと大型機をコースに入れにくく、作業の遅れが何日も残ります。ラフが伸びればボールを見つけにくくなり、プレー進行にも影響する。
刈り込みを優先しなければならなくなると、グリーンの細かな管理や、補修作業などへ十分な時間を使いにくい状態でした。
(真駒内カントリークラブ 渡邉浩章グリーンキーパー)

【導入時の判断】

ゴルフコースのフェアウェイでのロボット芝刈機。人々とゴルフカートを背景に。

―高頻度の刈り込みで高い品質を維持できることが導入の決め手

CEORA™については、電動で夜間に稼働でき、軽量で芝への負担が少なく、高類度に少しずつ刈れるどいう点に注目しました。デモ機を実際のコースで運用し、刈り上がりを確認したうえで、これならトーナメントコースの管理にも使えると判断。
刈りカス(サッチ)は微細で自然に還元されるので、回収や処理の負担もない。
使用中に排出ガスがなく、大型機の稼働を減らせることも評価しました。

(山崎繁樹社長)

【実際の効果】

2 台のロボット芝刈機が、ゴルファーを背景にパッティンググリーン付近のゴルフコースに設置されています。

―労働環境もコースコンディションも向上、お客様からも褒めてもらえることが増えた

労働環境の点では、時間外労働が正社員で約3割、季節社員で約5割減りました。
ただし、最大の効果は人件費を減らせることではありません。刈り込みに使っていた時間を、グリーンの更新作業や目土、サッチング、砂のすり込みなど、本当に手をかけるべき仕事へ振り向けられるようになったことです。働く環境を整えながら、コースをさらに良くするための投資だと考えています。
(山崎繁樹社長)

庭のチャージステーションの近くにあるロボット芝刈機ハスクバーナロゴが表示されます。

現在は10台をエリアごとに運用し、夜間はフェアウェイ、営業中はラフの刈り込みを行っています。管理スタッフからは「刈り込みが楽になった」という声がありますが、仕事が減ったというより、今まで見られなかった場所まで目が届くようになった感覚です。グリーンやフェアウェイの状態を確認し、必要な作業を適切なタイミングで行えるようになりました。来場者やメンバーからも「春から状態がいい」「コースがきれいになった」という声が増えています。
(渡邉浩章グリーンキーパー)

【メンテナンス】

屋外で膝をついて、芝生の上でロボット芝刈機の下側を整備している人。

ーHusqvarna Fleet Services™で10台を一元管理
日常メンテナンスの負担も軽減


各機の位置や稼働状況は専用アプリ「Husqvarna Fleet Services™」で確認しています。スマートフォンから操作でき、シンプルで使いやすいのがいいですね。
10台をまとめて管理、停止した機体の場所も把握しやすいため、日々の運用に欠かせません。メンテナンスは清掃とブレード交換が中心で、おおむね週1回、状態によっては5日ほどで交換します。大型機に比べて整備の負担は少なく、電動ゆえに油圧オイル漏れを心配せず夜間に動かせる点にも安心感があります。
(渡邉浩章グリーンキーパー)

【今後の取り組み】

―系列コースへの展開も視野にグループ全体のコース品質向上を目指す

CEORA™は省人化のためだけの機械ではありません。
ロボットにまかせられる仕事と、人が担うべき仕事を分けることで、コース品質と働く環境の両方を高める。これが最大の目的であり、導入の効果です。
真駒内カントリーでの運用で得られた知見を生かし、今後は系列コースでの展開も検討していきたいと考えています。
(山崎繁樹社長)

明るい模様の壁に向かって屋内で話している人物のクローズアップポートレート。

現場では、季節ごとの稼働調整や作業エリアの設定をさらに細かく見直しながら、より安定したコースコンディションを作り出せる運用を目指します。販売店さ
んも一緒に運用設定のサポートをしてくれるので、とてもありがたいです。
CEORA™にすべてをまかせるのではなく、人が仕上げる部分との役割分担を磨いていくことで、つねにコースのメンバー様やお客様に喜んでいただけるゴルフ場づくりを目指していきます。
(渡邉浩章グリーンキーパー)