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15. チェンソーの保管と長期保存の際のメンテナンス方法

チェンソーは風通しが良く湿度の低い場所で保管し、メンテナンス時にはゴミ汚れや詰まりを除去する必要があります。難しい場合はプロに相談するのも一つの方法です。

すばやく作業に取り掛かるためにも、チェンソーは正しい方法で保管をしなければなりません。定期的なメンテナンスや動作チェックも重要ですが、保管についても注意する必要があります。ここでは、チェンソーの保管方法と長期保存する際のメンテナンスについて紹介します。

チェンソーの保管方法

普段の生活の中で、チェンソー保管する方法をみていきましょう。

燃料を空にする

まずは使った後のチェンソーの本体から、燃料をすべて抜き取ります。中身を入れたままにしていると燃料が劣化し、キャブレターやエンジン室の部品にも影響を与えることがあります。燃料には寿命があり、長くても2ヶ月程度しか保たないため、使わない時期には必ず空にしておきましょう。方法としては注油口を逆さまにして燃料を出し、燃料が出てこなくなったところでチェンソーを作動させて、燃料が切れて動かなくなるまで動かし続けます。

錆びつきに注意する

チェンソーの本体とチェンはそれぞれ金属が使われているため、錆びつきにも注意が必要です。一年を通して風の通りが良く、ホコリや湿気の心配のない場所に置くようにしましょう。錆びつきを放置しているとその部分が劣化し、思わぬ誤動作や事故に繋がるおそれもあります。定期的に錆びや凹み、欠け、その他部品の変質がみられないかチェックをしてください。

チェンソーを長期保存する場合のメンテナンス

長期保存する際にやっておきたいメンテナンスについても確認していきましょう。

カバーまわりの清掃

チェンソーを使用していると、クラッチカバーやブレーキの周辺、フィンの間などにゴミ汚れが溜まってきます。プラスチックのヘラなどを使って溜まったゴミを削ぎ落とすか、エアコンプレサーや溶剤を使用してきれいに取り除きましょう。ガイドバー部分も、オイルの出口や溝の中に木くずなどの詰まりがあれば専用工具を使って除去します。

内部の清掃

点火プラグの周辺からエアクリーナー、マフラーまで細かいホコリが溜まるので、薄く積もったホコリはハケで飛ばし、黒く焼き付いている汚れは取れる範囲で拭き取るようにします。

プロへの相談も効果的

チェンソーは正しく扱い、正しく保管することで長持ちします。メンテナンスはできる範囲でこまめに行い、プロの業者に依頼をすることをおすすめします。