適切なソーチェンの選び方:ヒント
チェンソーを最大限に活用するならば、最適なソーチェンを選択することが重要です。ここでは、考慮すべきいくつかのポイントをご紹介します。
ソーチェンを選択するときは、まずピッチ、ゲージ、ドライブリンクの数を知っておく必要があります。これらがわかれば、他のどの選択項目も基本的に自分の好みに合わせることができます。
ピッチとは、ソーチェン上にある 2 つのリベット間の平均距離です。通常、この値(1/4 インチ、0.325 インチ、3/8 インチ、0.404 インチ)はガイドバーに表示されています。この値が見つからない場合、値を測定するのは若干難しいため、ディーラーに古いソーチェンを測定してもらうのが良いでしょう。
ゲージは、ドライブリンクの厚さを表しています。ソーチェンを正しくガイドバーの溝にはめるには、この値を知っておくことが重要です。ゲージ(0.043 インチ、0.050 インチ、0.058 インチ、0.063 インチ)は、ピッチのようにガイドバーに表示されている場合があります。表示されていない場合は、ディーラーで古いソーチェンのゲージを測定してもらうことをお勧めします。
ソーチェンの長さは、ピッチとドライブリンクの数によって決まります。通常、この値はバーや製品の他の場所に表示されていないため、古いソーチェンのリンクを数える必要があります。
ソーチェンとソーとのマッチング
より強力なソーチェンを標準のチェンソーに取り付けても、より良い性能は得られません。これは、サメの歯をピラニアに取り付けるようなもので、噛もうとしてもうまく噛めません。
ソーチェンとソーが互いに完全に一致している(強力なソーチェンは強力なソーに取り付けられているなどの)状態であれば、カッティング装置は常に最高の性能を発揮します。
フルチゼル、セミチゼル、チッパー
昨今のソーチェンには、フルチゼル、セミチゼル、チッパーという 3 つの基本デザインがあります。
フルチゼルの刃の鋭いコーナーは、木の繊維を容易に裂き、きれいな軟木を最も速くかつ効率的に切断します。
セミチゼルソーチェンの刃のコーナーは、わずかに丸みを帯びています。これは、特に硬木や凍結材を切断する場合、または汚れた環境で作業する場合に、刃の切れ味を長持ちさせるうえで役立ちます。こうした環境では、フルチゼルのソーチェンの切れ味はすぐに失われます。チッパーソーチェンはセミチゼルソーチェンに似ていますが、チッパーソーチェンの刃のコーナーはさらに丸みを帯びています。
チェンソーと完全に一致するソーチェンを探す際は、ハスクバーナソーチェンガイドを参照してください。